看護師なのに自分の子どもの看病が出来ない現実

看護師になることを決めた時、あなたにはどんな理想があっただろうか。
人の命に携わることへの使命感、資格を持って働くことへの安心感や自信もあっただろう。
しかし、現実は思い描いていた理想とはかけ離れていた・・・。
前半では、子育てしながら看護師として働く方の理想と現実、後半では看護師の職そのものの理想と現実を掲載している。
理想と現実の違いに苦悩しながら、何とか自分で解決している方々の話である。



30代女性からの投稿
オペ室7年、外来7年、内科病棟2年

18歳で准看護師資格取得し、働きながら正看護師学校に在学中妊娠し、一度は退学したものの、子供が3歳で再度働きながら学校に通い、8年前に正看護師免許を取得しました。
今では中学生、小学生、年長の3人の子育てをしながら看護師として働いています。
上の子が小さい時はオペ室勤務し、オンコールの時は旦那に見てもらっていました。
小学生、年長児が小さい頃は外来勤務で夜勤も月一回にしてもらっていました。
2年前に病棟に異動となり、最初は夜勤も3回でしたが、人員不足のため今では夜勤も月に5~7回こなしています。


子どもが突然病気をしてしまった時は家族で協力

子どもを育てながら働く時、一番困るのは子どもの病気です。
急な発熱の場合は、日勤なら休みます。
病児保育も契約していましたが、病院で診察してもらってから薬をもって利用しなければならないなど利用しにくかったので、使用する機会がありませんでした。
また、感染症などで長期にわたる事が分かった時点で、旦那と旦那の母、実父、実姉に連絡し、都合がつく日は面倒を見てもらっていました。
本当は、子どもが病気できつい時はそばにいてあげたかったのですが、長期となると休むことは難しいのが現実でした。

看護師として子どもの看病が出来ない

子どもの病気で急に休まなければならない時、休みの連絡を入れるのが本当に苦痛でした。
あと、旦那に仕事を休んでもらうのは滅多にできなかったですが、旦那自身は良くても会社からすれば、一家の大黒柱が子どもの病気で休むとは何事だ!という感じでしたので旦那自身も辛かったと思います。
旦那の親や実父は子供が病気の時くらい休めという考えなので、頼むのも一苦労でした。
母親として一緒にいてあげたいと思う反面、仕事に支障が出ることなどの狭間で精神的に滅入りました。
入院した時は自分の病院に入院させて、日勤しながら昼食時はご飯を食べさせにいき、夕方には面会に行きましたが、会える時間はごくわずか。
その後すぐに、下の子のお迎え、夕食作り、家事など・・・。
そに時には本当に心底今すぐ辞めたい!と思いました。

母が看護師であることは子どもの自慢

看護師という責任のある、またハードな仕事と育児は本当に精神的にも身体的にも大変だと思います。
でも子どもは知っています。お母さんが病気の人を優しくお世話していることを。
私は、子どもが友達に私が看護師であることを自慢していた時、驚きと共に仕事への活力が湧きました。
私は、お母さんの仕事は看護師さんで、君たちの仕事は保育所で元気に遊ぶこと、学校でお勉強すること、と教えています。
一緒に居る時間=愛情ではないと感じています。
一緒に居る時間が少ない時には濃い時間をかけます。
話を十分に聞くこと、お母さんはあなたたちをしっかり見ているよ!ということを全面にだします。
それだけで安心するみたいです。
夜は一緒に寝るようにし、寝入ってから家のことをします。
小さい間は、子どもの目線で自分も子どもになって一緒に遊んでいました。
子どもが甘えたい時は十分に甘えさせてあげてください。

看護師よりママ業優先

疲れて帰ってきてイライラすることもたくさんあるでしょう。
母親失格と思ったことなんて数えきれないです。でもお母さんが笑っていれば大丈夫。
「ママが笑顔ならすべてうまくいく」
悩んでいた時に見つけた持論です。
本当ににその通りだと思います。
頑張らなくていいんです。力を抜けるところはありますから。
悩みながらもママも子どもと一緒に成長していくものだと思っています。
本当に辛くて悩んでいるママさんは、精神的に身体的に限界が来る前にスパっとやめましょう。
看護師はいつでもどこでも働けますよ。
看護師の代わりは居ますが、お母さんの代わりは居ませんので、無理しないようにしてくださいね。
子どもは成長していきます。
今の状況がずっと続くわけではないので、一山づつ乗り越えていきましょうね。